本の配置について

①分類番号

図書館の本は「日本十進分類法(NDC)」に基づいて、概ね以下の表のとおり分類番号が振られています。

分類番号 内容
000~099 総記 図書、雑学、ジャーナリズムなど
100~199 哲学 哲学、心理学、各種宗教など
200~299 歴史 歴史、伝記、地理など
300~399 社会科学 政治、経済、社会、教育など
400~499 自然科学 数学、物理学、科学、天文学、動植物、医学、薬学など
500~599 技術 技術、工学、生活、料理など
600~699 産業 農業、林業、水産業、商業など
700~799 芸術 芸術、美術、音楽、映画、スポーツなど
800~899 言語 言語、敬語、外国語など
900~999 文学 文学、小説、エッセイ、詩歌など

「日本十進分類法(NDC)」は、本の内容によって「0」から「9」の数字で分類し、それをさらに「0」から「9」に分類、と繰り返すことで細分していく仕組みです。百の位が大きな分類、さらに十の位、一の位と細かく分類され、一部の本は小数点以下まで細分化されています。

図書館の中で一番冊数の多い【913.6】の分類を例に図で表すと、次のような構造になっています。

NDCの構造

この「近現代の日本の小説」の中には、明治以降の作品が全て含まれますので、いわゆる「小説」には全て【913.6】が付けられていることになります。

②著者記号

上記の【913.6】や、マンガに付けられる【726.1】のように、一つの分類の中に多くの本が入ってしまうことがあります。 その中で本を探しやすくするために、分類番号とは別に「著者記号」を付けて著者名の順に本を並べています。

また、大型本や絵本、文庫本(小説)、マンガなどは別の棚に分けて並べられています。

この他、特定のテーマの資料を集めて展示を行っていますので、お探しの本が見つからない場合には、司書へおたずねください。